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“思いを汲み取ってくださった素敵なものになったと思います。”

認定NPO法人Dialogue for People

代表理事

佐藤慧

世界各地の「声なき声」に寄り添い、継続的な現地取材・メディア発信を通じて社会課題に光をあてる活動を行っているDialogue for People(ダイアローグフォーピープル)の佐藤さんにお話を伺いました。

公開日: 2021年 12月 03日最終更新日: 2022年 10月 26日

仕上がり後のインタビュー

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寄付チラシをつくるにあたって、どんなことを期待されましたか?

チラシを自作していると、「いつも使っている写真」「いつも使っている言葉」など独りよがりな出来になりがちで、本当に伝えなければならないことを反映できていないのではと不安を感じていました。今回の寄付チラシ制作支援には、第三者からみた団体の価値や魅力を言葉やビジュアルでどのようにあらわすことができるのか、という部分について、単に「発注」するのではなく、一緒に悩み、考えてくださることを期待していました。

寄付チラシの制作過程はいかがでしたでしょうか?

制作というとデザインやコピーを考えることを想起しがちですが、まずチラシの受取手は誰なのか?をはっきりさせる作業が最初にあったことが大きかったと思います。これによって、伝えたいことの優先順位づけができ、ポイントの絞り方なども明確になりました。このプロセスをデザインを担当くださる方と時間をかけて共有できたことは、最終的な仕上がりにも大きく影響しました。次回以降自分たち自身で取り組む際も、今回のことを思い出しながら進められそうです。

チラシの仕上がりはいかがでしょうか?

大切な支援者のみなさんにお届けする、お手紙のようなものにしたいという気持ちで制作をすすめていたのですが、その思いを汲み取ってくださった素敵なものになったと思います。コミュニケーションを大事にしたいので、寄付というアクションの他にもキャンペーンへの参加を促す仕組みなどを施しました。単なる寄付訴求ではなく、活動をともにする存在であるというメッセージが、きっと伝わるのではないかと思います。

刷り上がった寄付チラシをどのように活用していく予定ですか?

主に既存の支援者の皆さまや、業務上取引のあった方々に向けて、冬のご支援のご協力を呼びかけるために活用します。「支援者は誰なのか」というデータの整理のおかげで、今まで区分しきれていなかった支援者カテゴリなども創出することができたので、チラシをきっかけとした寄付の反響などをもとに、支援者データベースのアップデートも行っていきたいと思います。

その後どうでした?効果レポート

その後チラシの反響はいかがでしたでしょうか?

2021年12月に約1,800通発送し、200件以上のご寄付をいただきました。クレジットカード決済のご寄付も増加し、キャンペーンの目標を大きく上回ることができました。

おめでとうございます!郵便振込書経由のご寄付はどのくらいでしたか?

70万円の目標を大きく上回り、100万円以上のご寄付をいただきました。

それはよかったです!過去の郵便振込書付チラシと比べていかがでしたか?

ファンドレイザーの鎌倉さんによる伴走支援によってできた今回の成果物(払込取扱票付きチラシ)を郵送した結果、件数的には100件近く、1件あたりの寄付額も上昇しました。

それはすごいですね…。他に何かいいことはありましたか?

伴走支援を通じて、団体の活動の言語化⇄客観的なコメントというラリーを複数回繰り返していただいたことで、概念的でわかりづらかった「何を伝えたいのか」の部分をコンパクトにまとめることができました。
他にも、計画の策定〜運用〜振り返りのおおよその工数とTodoを把握することができたり、寄付件数・金額の目標値を設定することができたなど、よかったことはいくつもありました。

たくさんの反響を教えていただき、ありがとうございました。

制作担当者より

アイデアやフィードバックをたくさんいただき、想定以上のクオリティに

支援者一人ひとりに丁寧なコミュニケーションをとろうとする姿勢、チラシではなく「レター」と呼ぶ組織文化、そしてその根底にある熱い想いに、制作前も制作中も圧倒されました。
ありきたりな表現に留まらず、もう一歩先に踏み出すアイデアやフィードバックをたくさんいただいたことで、想定以上のクオリティになりました。
(デザイナー:林田)

伴走支援担当者より

団体の「大切にしている視点」を、議論しつくしてつくられたDM

今回のDM作成において心がけた点は3つです。

一つ目は、「他団体との違い」を明確にすること。特に新規支援者は「他団体との違い」を気にします。あと素人にはとって他のジャーナリストとの違いは説明をいただかないとわかりません。それを避けるためには「団体として大切にしている視点」をきちんと語ることが必要です。今回のDM作成にあたり、「他が行っている取材」と「D4Pの取材とは」どう違うのか、取材を通じて何を生み出したいのかについて時間をかけて議論をしました。その結果が「伝えたいのは、そこに生きる人の存在そのもの」という言葉で示されています。

二つ目は、「誰に送るのか」を想像してつくること。データベースに蓄積されているデータをきちんと見て、支援者は誰なのかを認識し、その人に出す手紙をイメージしてつくりました。

最後はツーウェイコミュニケーションを確保するということ。広報の理念の1つに「ツーウェイコミュニケーションを確保する」というものがあります。DMは団体がただ一方的に送って終わりというワンウェイコミュニケーションになりがちです。お金の支援でコミュニケーションを戻してもらう以外にも会話のボールを投げあう仕掛けを考えてもらいました。そこで生まれたのが「2021冬のハッシュタグキャンペーン「#Dialoguefor2022」  — 2022年、あなたが “対話” していきたいことは?」です。

ここまでの道のり、通常業務をこなしながらデータベースを整えてもらったり、キャンペーンを企画したりと大変だったかと思います。お疲れさまでした。結果が楽しみです。

(鎌倉幸子|かまくらさちこ株式会社

認定NPO法人Dialogue for People

フォトジャーナリスト安田菜津紀・佐藤慧が活動するメディアNPO。シリア・イラク・ザンビア・フィリピンなど海外の紛争や貧困、災害の現場、東日本大震災の被災地域や沖縄、川崎ほか国内で起こる社会問題の現場など、国や地域にとらわれず、継続的な取材・発信活動を行っています。
ニュースでは取り上げられず、日常からこぼれ落ちてしまう声やどこか遠くのことに思えてしまう問題。しかし、それらはこの世界で起きている「私たち自身の問題」です。少しでも多くの方が「関心」をもつきっかけを増やし、解決に向けたそれぞれの「役割」を見つける機会を生み出していくために、さまざまな手段で「伝える」活動に取り組んでいます。

▶︎ウェブサイトではさまざまな記事を発信中:https://d4p.world/
▶︎解説動画やライブ配信などコンテンツ満載のYouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/DialogueforPeople

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