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“細部までメッセージ性のある素敵なチラシに出来上がりました。”

特定非営利活動法人CAPセンター・JAPAN(キャップセンター・ジャパン)

事務局長

長谷 有美子

子どもへの暴力を予防するための活動を行っているCAP(キャップ)センター・JAPANの長谷さんにお話を伺いました。

公開日: 2021年 3月 04日最終更新日: 2023年 12月 06日

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仕上がり後のインタビュー

寄付チラシをつくるにあたって、どんなことを期待されましたか?

団体内だけでは寄付募集企画の発想の広がりに限界を感じており、またコロナ禍でこれまで以上にひっ迫した財政状況の中、より効果的な取り組みをするためにはチラシ作成という初めての取組みを行うことと外部の方の力をお借りすることが必要でした。ファンドレイザーによる伴走支援があるというのは大きな魅力で、この機会に支援を受けることが今後の団体の活動にとっても有益なヒントを得ることになるだろうと思っていました。

寄付チラシの制作過程はいかがでしたでしょうか?

計7回の打ち合わせの前半で当団体の活動紹介をし、それを踏まえてこれまでのご経験と外部の視点で、団体や活動の強みを改めて教えていただき、対象者を絞ったアピールポイントが明確になりました。また寄付募集の知識・考え方を教えていただきつつ整理して、一緒に考える過程はトレーニングの機会として有益でした。話し合いを反映させたデザイン案で“見える化”していただき、イメージを共有しながら進めたことも有効でした。

チラシの仕上がりはいかがでしょうか?

チラシ案を複数ご提案いただき、対象者をイメージしながら、「寄付したい!」という行動につながるより効果的なアプローチを検討、修正していきました。最終的には団体の過去の広報のイメージに沿いながら、色使い・内容共にインパクトがあり、チラシの細部までメッセージ性のある素敵なチラシに出来上がりました。これだけ緻密な作り込みの作業は、自団体だけでは難しく、専門家の力を借りる機会を持てたことに感謝しています。

刷り上がった寄付チラシをどのように活用していく予定ですか?

多くの方のご支援があって、日本で25年間活動が継続できたことへの感謝を伝えると共に、道半ばである「子どもへの暴力を予防する」という社会課題解決に向けて、更なるご支援いただきたいという思いでチラシを作成しました。
チラシは、日頃ご支援いただいている団体や個人の皆さん、会員(団体・個人)の皆さん、そして、過去~現在に亘って各地で子どもへの暴力防止活動を実践している皆さん、約1300人の方に郵送しました。

その後どうでした?効果レポート

長谷さん、その後チラシの反響はいかがでしたでしょうか?

はい、2020年12月に約1,332名の方に郵送しまして、74名の方から484,600円のご寄付をいただきました。おかげさまで、今回の取り組みで寄付者数、寄付額ともに、団体がめざしていた認定NPO法人格取得申請をする条件をほぼ整えることができました。

それはよかったです!他に何かいいことはありましたか?

今回は日本での活動25周年の感謝を軸においたことで、過去の活動実践者と再びつながる機会となり、熱い応援のメッセージも寄せられ、活動継続へのモチベーションアップとなりました。CAP実践者以外の支援者からも心温まるメッセージが寄せられて、コロナ禍の活動への不安もあるなかで勇気づけられました。

団体内部的に、何か得るものはありましたでしょうか?

専門家の方の伴走支援があったおかげで、寄付募集の知識・考え方を教えていただきつつ整理して、一緒に考える過程がありがたかったです。そこで得たものは、今回の冬募金だけでなく、今後の寄付募集に向けてのトレーニングの機会としてとても有益なものになりました。

チラシの反響を教えていただき、ありがとうございました。

制作担当者より

培ってきたものを大切にしながらデザインに反映していきました。

ファンドレイザー石井さんの力を借りながら、チラシを配る相手の明確化やメッセージの選定、内容構成について検討を重ねて制作させていただきました。CAPセンターさんが培ってきたものを大切にしながらデザインに反映していきました。ちなみに、これはいただいたアイデアなんですが、裏面左下の「安心」「自信」「自由」の部分はミシン目で切り離してしおりになります。(デザイナー:林田)

伴走支援担当者より

組織一丸となって冬募金に取り組もうとしていたのが非常に印象的です。

どのようなメッセージがチラシを手にする人に響いて寄付というアクションにむすびつくのか、CAPセンター・JAPANの皆さんと一緒に考えました。活動開始から25周年というタイミングでしたので、活動を25年継続できた感謝と25年間で積み上げてきた実績がメッセージになっています。企画やスケジュールなど私が想像していた以上のスピードで進みました。しかも、企画やスケジュールを理事やボランティアを含む組織で共有し、組織一丸となって冬募金に取り組もうとしていたのが非常に印象的です。(石井大輔|ファンドレイジングのレシピ

特定非営利活動法人CAPセンター・JAPAN(キャップセンター・ジャパン)

CAP(キャップ)センター・JAPANは、子どもが毎日を安心安全に暮らすことができるよう、子どもへのあらゆる暴力(子どもの心とからだを傷つけることすべて)を予防する活動を子どもの権利をベースにしたCAPプログラムの提供を中心として行っています(CAP:Child Assault Prevention)。
日本での活動は2020年に25周年、2021年には団体として法人化20年を迎えました。幼稚園・保育所・学校や施設等で実践しているCAPプログラムは世界11か国で実施され、日本ではこれまでに575万人以上の子どもとおとな(教職員、保護者、地域市民)が参加しています。
子どもたちが暴力にあうことは、子どもの“今”だけでなく、その後の子どもの育ちに長く大きな影響を及ぼします。だからこそ予防することが大切で、適切な知識とスキルを持つことで予防は可能です。
子どもへの暴力のない社会づくりには、市民の皆さんの力が必要です。
子どもにやさしいまちづくりをご一緒にめざしてください!

担当範囲・担当者

  • 伴走支援石井大輔(ファンドレイジングのレシピ)

  • 進行管理・構成林田全弘

  • デザインますだたいじ/林田全弘

制作期間

  • 3ヶ月

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