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“全体的に柔らかく、温かい雰囲気のチラシに仕上げていただけたのではと思います。”

公益財団法人かわさき市民活動センター

課長補佐・自主財源担当

福森 義之

神奈川県川崎市における市民活動の中間支援組織、公益財団法人かわさき市民活動センターの福森さんにお話を伺いました。

公開日: 2021年 6月 23日最終更新日: 2021年 6月 26日

仕上がり後のインタビュー

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寄付チラシをつくるにあたって、どんなことを期待されましたか?

今まで寄付チラシは当センターの印刷機で印刷していたので、郵便振込書は別にせざるを得ず、バラバラになってしまうこともあり、思うように寄付募集が展開できませんでした。そこで、デザイン性の高い郵便振込書付きのチラシを制作すれば、成果が見えづらいと言われている「中間支援組織」の当センターにも、もっと寄付が集まるのでは、と思いました。

寄付チラシの制作過程はいかがでしたでしょうか?

最初の、ゆうちょ銀行とのやり取りでは、初めてだったので少し不安を感じながら作業を進めましたが、事前に教えていただいたとおりスムーズに事は進みました。中身については、デザインやファンドレイジング(資金獲得)の専門的な視点で、有益なアドバイスを多くいただけました。オンラインでの打ち合わせなどコミュニケーションを密に取れたので、とても安心できました。

チラシの仕上がりはいかがでしょうか?

ほかの寄付チラシに比べると、とくに表面の情報量(文字数)が多いので、デザインは難しかったのではと思いますが、全体的に柔らかく、温かい雰囲気のチラシに仕上げていただけたのではと思います。

刷り上がった寄付チラシをどのように活用していく予定ですか?

今まで支援をしてくださった賛助会員に送付するほか、当センターとのつながりのある市民活動団体や、関係者に広くお渡し(お送り)していこうと思います。なるべく、顔の見える関係のある中で、支援を求めていきたいと思っています。

制作担当者より

中間支援組織を代表する寄付チラシを目指して

「中間支援組織は寄付が集まりにくい…」という話をいろんなところでお聞きしてきました。そんな壁をどうにかして乗り越えるべく、チラシの活用方法を含めてファンドレイザーさんと一緒に検討し、形にしていきました。まずはセンターにゆかりのある方々の応援を後押しする、という役割をチラシに担ってもらっています。(ディレクター:林田)

伴走支援担当者より

「かわさき市民活動センターの受益者は誰か」を出発点に。

「活動が見えづらい」「成果が見えづらい」と言われる中間支援組織の活動を、どうやったらわかりやすく正確に伝えることができるか考えながらお手伝いしました。出発点としたのは「かわさき市民活動センターの受益者は誰か」ということで、今回は受益者を川崎市内で活動するNPO・市民活動グループと考えて様々な提案を行いました。オモテ面ではNPO・市民活動グループ(受益者)が掲げているビジョンを記載し、ウラ面ではかわさき市民活動センターの受益者であるNPO・市民活動グループに対する事業の実績をメッセージにしています。かわさき市民活動センターがNPO・市民活動グループのビジョン実現を支援する中間支援組織であることが伝わってきます。(石井大輔|ファンドレイジングのレシピ

公益財団法人かわさき市民活動センター

当センターは1982年に設立された川崎ボランティアセンターを前身として、神奈川県川崎市における市民活動の中間支援組織として、2003年に改称し誕生しました。市内のボランティア・市民活動団体やNPO法人などに、活動に必要な社会資源(人材・拠点・資金・情報・ネットワーク)を提供することで、住みよい地域社会の確立を目指している民間の団体(公益財団法人)です。また、青少年の健全な育成を図るため、指定管理者として青少年施設や小学生の放課後の居場所を運営しています。
当センターのある武蔵小杉は川崎市のほぼ中央に位置しており、武蔵小杉駅は6路線が乗り入れている利便性が非常に高い地域です。周辺にはタワーマンションが立ち並び、大型商業施設も複数あるため、人口が増加し続けています。
市民活動の全市拠点として、立地の良さを生かしつつ、市民活動団体に頼られる、価値を提供できるセンターを目指しています。

担当範囲・担当者

  • 伴走支援石井大輔(ファンドレイジングのレシピ)

  • 進行管理・構成林田全弘

  • デザイン芝田陽介

制作期間

  • 3ヶ月

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