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“郵便振込書のみの場合よりも、押しつけがましくない形で仕上がっていると思います。”

認定NPO法人 京都DARC

スタッフ

笠嶋 敏

京都市で薬物依存症者の回復サポートを行っている京都DARC(ダルク)の笠嶋さんにお話を伺いました。

公開日: 2019年 11月 22日

仕上がり後のインタビュー

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寄付チラシをつくるにあたって、どんなことを期待されましたか?

今までのご寄付のお願いは払込取扱票をニューズレターに挟み込んで郵送したり、手紙に添えてお渡しすることが多く、目に留まることが少なかったような気がします。今回の寄付チラシでは具体的な京都ダルクの活動や税控除について解りやすく掲載されていて、皆さんが手に取って見てみようと思っていただけるようなデザインになっていることで、ご寄付の対しての思いが高まることが期待されます。

寄付チラシの制作過程はいかがでしたでしょうか?

林田さんの説明も解りやすく、メールでのやり取りも回数を重ねて行われスムーズに進んだと思います。薬物依存症についてのことや京都ダルクの取り組みに対してのことも、打ち合わせの段階で熱心に聞かれました。京都ダルクが伝えたいことも制作過程を繰り返すことで理解していただき、完成したチラシは思いがこもったものが出来上がったと思います。

チラシの仕上がりはいかがでしょうか?

デザインにおいては文字の色目もフォントのバランスも良く、配色、配置も良く、こちら側が何を伝えたいのか、寄付をどう使うのかなども、受け取った側の方にとってわかりやすく出来上がっていると思います。郵便振込書のみの場合よりは、一体化していることで寄付をしてみようかという気持ちを押しつけがましくなく仕上がっていると思います。

刷り上がった寄付チラシをどのように活用していく予定ですか?

京都ダルクが取り組んでいる薬物依存症を知っていただくための学校講演や京都府、京都市など関係各所に対しての啓発活動を行う際に資料として活用さていただいています。今後も尚一層、薬物依存症はより良い環境で、仲間との出逢いの中で心を開いて行けば止め続けることが可能なものであることを伝えて行くためと共に、ご寄付がより増えるように活用して行く予定です。

制作担当者より

応援する力、後押しする力を表現しました。

オモテ面とウラ面両方に、左から右に向かう矢印のオブジェクトを使っています。ダルクに通う方々を応援する力、後押しする力を表現しています。制作を通じて、薬物依存のこと、回復するための様々な方法や努力について学ばせていただきました。まだまだ薬物依存について誤解されている世の中に対して憤りを感じながらも、このチラシが活動の一助になるよう願いを込めて制作しました。(デザイナー:林田)

認定NPO法人 京都DARC

京都ダルクは2003年に京都市伏見区にて「薬物を止めたい」と願う薬物依存症者の回復(社会の中で止め続けること、社会参加をし続けること)をサポートすることを第一の目的として設立しました。本人またはその家族、関係者に対して、包括的に相談事業を行っています。また社会参加を支援する事業並びに、矯正施設で行われる「薬物離脱教育」への講師派遣、及び学校や関係各所に対し、薬物依存症に関する講演、情報の普及啓発活動を行い、社会福祉に寄与する活動を行っています。また、地域社会に根づく活動を目指し、地域のボランティア活動やイベントのお手伝いなどをすることで、ダルクを利用している間に社会との関わりを持つことに力をいれています。主にスタッフはダルクを経験し、回復を続ける者が務め、利用者を支援するという「セルフ・ヘルプ」の理念を大切にしています。

担当範囲・担当者

  • 進行管理・構成林田全弘

  • デザイン林田全弘

制作期間

  • 2ヶ月

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