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“見た目のデザインだけでなく、載せる内容についても何度も一緒に探してくださいました。”

NPO法人 しぶたね

理事長

清田悠代

大阪を拠点に、病気や障がいをもつ子どもの「きょうだい」支援をしているしぶたねの清田さんにお話を伺いました。

公開日: 2019年 11月 15日最終更新日: 2019年 11月 20日

仕上がり後のインタビュー

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寄付チラシをつくるにあたって、どんなことを期待されましたか?

私たちが取り組んでいるような、病気をもつ子どものきょうだい支援の活動には公的な補助金等もなく、活動の継続のためにはご寄付や応援会員さんのご支援が重要とはわかりつつ、なかなかお願いをするきっかけがありませんでした。チラシを作ることで、主催の研修や、講演先で参加者の方に応援のお願いをできるようになればいいなということと、活動の内容や必要性をどう整理してご寄付をお願いすればよいのか、そのヒントもいただければと思いました。

寄付チラシの制作過程はいかがでしたでしょうか?

様々なすばらしいご活動をされているたくさんのNPOのデザインに関わってこられた林田さんなので、とても安心してお願いできました。見た目のデザインだけでなく、載せる内容についても、ぐーっと深いところまで何度も何度も一緒に潜って探してくださり、自分たちの伝えたいことだけでなく、チラシを見る方の視点から考えることを教わりました。チラシの作成だけでなく、その後の活動も見守って応援してくださるお気持ちに励まされています。

チラシの仕上がりはいかがでしょうか?

団体のイメージでとても可愛く仕上げてくださったので、手に取ってくださった方も「しぶたねっぽくて可愛いね!」と言ってくださいます。A4サイズなので、研修のテキストにもアンケートと一緒に挟みやすく、ご寄付のお願いをする機会がぐっと増えました。子どもたちの顔のわかる写真は出したくないという私たちの難しい希望も受け止めて一緒に考えてくださり、ありがたかったです。

刷り上がった寄付チラシをどのように活用していく予定ですか?

研修の際に配布するほか、講演に呼んでいただいた時に配らせていただくことで、活動の必要性を知ってくださっている方々に、きょうだいたちの笑顔を一緒に支えていただくお願いをしてみようと思っています。寄付チラシをつくっていただいたことで、こんなすてきなチラシがあるから勇気を出してお願いしてみよう、と、自分たちの背中を押してもらっています。

制作担当者より

やさしいイラストのおかげで、温かみのある紙面になりました。

実際に支援をされている写真を使うのが難しいなか、代表の清田さんが描かれたイラストを活用させていただき、温かみのある紙面にすることができました。今回のチラシが成果を生み出し、病気や障がいをもつ子どもの「きょうだい」支援の輪が一層広がることを願ってやみません。(デザイナー:林田)

NPO法人 しぶたね

しぶたねは、重い病気をもつ子どもの「きょうだい」のサポートに取り組む団体です。きょうだいが主役になり、仲間と出会い、あそびきる「きょうだいさんの日」というワークショップを開いたり、入院児に面会中の保護者を病院の廊下でぽつんと待っているきょうだいと一緒に過ごすボランティア活動のほか、小冊子の作成配布、講演、シブリングサポーター研修ワークショップの開催や、4月10日の「きょうだいの日(シブリングデー)」に あわせた啓発活動などを行っています。
きょうだいたちは、不安や寂しさ、罪悪感、プレッシャーなどいろんな気持ち抱え、感じながら大きくなり、子ども時代の経験が大人になってからの生きづらさにつながることもあります。「しぶたねは自分を守ってくれる大人がいるところ」と話してくれる子どもたちが、安心の中で子ども時代を過ごせるように、たくさんの人のあたたかな気持ちを届けたいと思っています。

担当範囲・担当者

  • 進行管理・構成林田全弘

  • デザイン林田全弘

  • イラスト清田悠代

制作期間

  • 4ヶ月

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