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寄付チラシの基礎知識

2021.7.23

郵便振込書を独自で作成するには?手順をわかりやすく紹介


そもそも郵便振込書とは?

ゆうちょ銀行・郵便局に備え付けてある専用用紙です。
「払込取扱票」と書かれているもので、ポストカード程度の大きさの紙になります。

この用紙に口座番号や加入者名(口座名義)、振込金額、ご自身のお名前などを記入して、郵便局の窓口に手渡すか、専用のATMを使って振り込みができます。

導入メリットとしては、
・手数料が格安
・クレジットカードを持っていない方にも寄付のお願いがしやすい
・寄付者情報の把握が簡単にできる
といったものが挙げられます。

詳しくはこちらの記事でまとめていますので、ご覧ください。
▶NPO業界の寄付集め定番ツール「ゆうふり(郵便振込書)」とは?

 

郵便振込書を独自で作成するために必要なもの

郵便振込書付チラシを制作するためには、「ゆうちょ銀行の振替口座」と「私製承認手続き」が必要です。

ゆうちょ銀行の振替口座とは、送金や決済の利用に特化した貯金(振替貯金)の口座です。「口座記号番号」が「0」から始まります。
例:00990-4-313097

※総合口座は口座記号番号が「1」から始まる口座、振替口座は口座記号番号が「0」から始まる口座です。

開設に必要な書類はこちらになります。
・法人の場合
https://www.jp-bank.japanpost.jp/kaisetu/kat_hojin.html

・個人の場合
https://www.jp-bank.japanpost.jp/tetuzuki/sokin/tzk_sk_furikae.html

口座開設までに2〜3ヶ月程度かかります。

私製承認手続きとは?

まずは申請用書類をゆうちょ銀行にご提出いただきます。
その後に、郵便振込書の印刷見本(テスト用紙)を2回提出していきます。承認がおりるまで2ヶ月かかる場合があります。

それでは、振替口座をお持ちである前提で私製承認の手順をご説明していきます。

 

①「振替払込書作成申請書」を貯金事務センターにご提出

まずは、こちらのページにアクセスしてください。
https://www.jp-bank.japanpost.jp/hojin/speedy/hj_spd_shinsei.html
下の方にスクロールしていただくと「振替払込書作成申請書」のPDFダウンロードリンクがあります。

申請書の提出先も上記ページに記載されています。
ダウンロードいただき、ご記入の上、郵送にて貯金事務センターにご提出をお願いします。

②テスト用紙の作成と提出

申請書提出後、振替払込書を印刷するための版下データ(ひな形)と作成基準書がゆうちょ銀行から送付されます。
版下データはeps形式というIllustratorというデザインソフトで編集できるファイルで作られています。

版下データに口座記号番号、口座名義を入力し、ミシン目加工を施してテスト用紙を仕上げていきます。
口座記号番号にはOCRフォントという特殊なフォントが必要です。また、ミシン目が少しでもずれていたり、ミシン目の間隔が規定通りでない場合は承認が通らない場合もあるのでご注意ください。

規定通りにテスト用紙を作成し、貯金事務センターにご提出ください。

③承認番号を反映したテスト用紙の作成と提出

問題なければ、貯金事務センターから承認番号をもらえます。
その承認番号を反映したテスト用紙を、再度貯金事務センターにご提出いただく必要があります。
これで私製承認の手続きは完了です。

郵便振込書を独自で作成するには、線の幅や余白のサイズに至るまできっちり規定があるため、WordやKeynoteなどの一般的なソフトでは制作することはほぼ不可能です。Illustratorなどのデザインソフトが使える専門知識のあるデザイナーへの依頼が必要となります。

郵便振込書付チラシ制作サービスのキフフなら、煩わしい申請を無償でサポートしてくれる体制が整っています。一度お気軽にご相談ください。