お知らせ
その後、寄付は集まった? Canvaを何に使ってる?/キフフDIYプログラム第1期&第2期同窓会レポート
株式会社ガハハでは「志あるお金を、すみずみに」をスローガンに、NPO団体がデザインツール「Canva」を使いこなすための「キフフDIYプログラム」を実施しています。
第1期参加者からのリクエストもあり、今回は第1期参加者の同窓会+第2期参加者との交流会を開催しました。
まずは第1期の参加団体の皆さんがどんな成果を得ることができたのか、「その後」をシェアしていただきました!
目次
しぶたねさん:対目標6~7割、だけど着実に進化・変化
トップバッターは、病気のある子どものきょうだいのための団体、NPO法人しぶたねさん。
- 目的
設立20周年の節目に企業会員を募るチラシをつくりたい&制作が苦手なスタッフが、少しでもデザインツールを使えるようになりたい
- キフフDIYプログラムの参加期間内で制作したもの
企業向けの郵便振込票つき寄付チラシ、20周年のお礼レター ほか
- 目標と成果
企業サポーター目標:+10団体に対し、現在7団体が申し込み
マンスリー会員目標:+15人に対し、現在9人がお申し込み
しぶたねさんは、第1期の最終報告会でも「映像プロボノにお願いする際の絵コンテをCanvaで作りました」「出張中の車の中でもCanvaで画像編集ができて助かった」などのデザイン業務における変化を教えていただいていましたが、今回も「〇〇のデザインを、Canvaのテンプレートでさくっと作れました!」「子ども向けのイベントを初開催される団体さんとコラボした際に
盛岡ユースセンターさん:地域のNPOと組んで遺贈寄付の認知拡大中
続いて、岩手県でフリースクールを運営している認定NPO法人盛岡ユースセンターさん。
- 目的
遺贈寄付について発信したい。デザインできるスタッフの属人化を緩和したい
- 予定していた制作物
通常寄付チラシと遺贈寄付チラシの制作
- 目標と成果
遺贈寄付の問い合わせ1件を目指していましたが、今のところはまだ。
自団体だけで遺贈寄付の訴求をするのはハードルが高いものです。そのため、盛岡ユースセンターさんでは2023年に地域の複数の認定NPO法人と共同で遺贈寄付セミナーを企画され、告知物をCanvaで制作されていました。イベントをきっかけに、新聞・テレビの取材に入るなど、遺贈寄付が地域に広まる手ごたえを感じておられました。その後、盛岡ユースセンターさんには遺贈寄付のお問い合わせはまだないものの、セミナーに参加していたNPO法人には大口のご寄付があったとのこと!地域に遺贈寄付の文化を根付かせるための、最初の一歩に成功されたということではないでしょうか…!
PHD協会さん:対目標68%。Canvaでの制作物が増えています
トリを務めてくださったのは、兵庫県神戸で活動する老舗の国際協力団体の公益財団法人PHD協会さん。
- 目的
居住支援事業の認知を高めたい&習得に時間のかかるデザインツールへの依存からの脱却
- 予定していた制作物
郵便振込票つき寄付チラシ
- 目標と成果
マンスリーサポーター会員:目標60名に対し、41名
今回、Canvaを使ったプレゼンにチャレンジしてくださったPHD協会さん。
チラシ制作してからマンスリーサポーターになってくださる方の増加ペースが速くなっていることや、Facebookの広告の画像制作、会報制作などさまざまな制作をされているとご報告いただきました。
事務局長の坂西さんからも「いろんな人がCanvaを使えるようになったので、組織の安定性が高まったと思います」とのこと。うれしいですねー!
第1期参加の3団体の発表のあとは、「SNS運用でどんなことに気をつけていますか?」「遺贈寄付が地域に浸透してる感覚はある?」といった、NPO広報ならではの質疑応答も盛り上がりました。
「これからCanvaでやってみたいこと」「団体でもっと活用するには?」のシェアタイム
後半は、第1期・第2期のみんなでブレイクアウトルームに分かれてCanva談義。
これからCanvaを使って始めたことややってみたいことや、団体でもっとCanvaを活用するための情報交換をしました。このセッションで出てきた声の一部を紹介します。
Canvaの「C」!
- 「総会資料の作成をPower PointからCanvaに変更」
“これまでは総会資料をPower Pointで作っていたけれど、Canvaで作成するようにしてみたところ、複数人で一斉に作業できるようになって楽になりました。ただ「表」は難しいですね。”
- 「年次報告書制作もCanvaでチャレンジしたい」
“PHD協会さんの発表にあったように、年次報告書を作るのもおもしろそうだと思いました。Canvaは日本語に依存していないので、グローバルな活動をしている団体は各国で手分けして共同作業もできます。ただし、文章の長さが言語によって変わるので、文章の長さの調整は必要ですが…。”
- 「クラウドファンディングでの活動報告にもCanvaが使える」
“クラウドファンディング期間中は特にこまめな活動報告が求められますが、その際の画像制作にCanvaが使えたという話や、苦労話が参考になりました。”
- 「インターンさんにCanvaを使ってもらうのはオススメ」
“インターンの学生さんにかかわってもらうなら、必ず引継ぎが発生するので、バトンタッチしやすいCanvaはとてもよいと思った。”
などなど、NPO広報担当者ならではの情報交換が繰り広げられていましたよ。
- 他の団体との情報交換でモチベーションアップ!
同窓会+交流会後のアンケートでは、
「再会もはじめましても楽しかったです!普段は接点のないご活動を知ることができたり、どこでもでは話せないことを話したり聞いたりできる貴重な機会です」
「他の団体のCanvaの活用法やチラシ作成の成果を聞くことができて良かったです。チラシ以外の作成でもCanvaを活用したいと思いました。難しい点なども共感することができモチベーションが上がりました」
「小さい団体の広報は孤独なので、プロジェクトを通じて仲間ができて本当にうれしいです。団体内でもクラウドファンディングいいね!という話になり、早速事務所内で協議することになりました!皆さんに背中を押していただけたおかげです」
などのうれしい声をたくさんいただきました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました~。
これからますますCanvaを使いこなしていただいて、皆さんの発信する情報が必要な人々に届くよう、心から願っています!
キフフDIYプログラム 第3期 参加団体募集中!
寄付を集めたい団体の応援プログラム:「キフフDIYプログラム」は第3期も開催したいと思っています。
正職員さんだけでなく、ボランティアさんやプロボノさんも一緒に受講いただけるので、ご興味のある団体はお問い合わせください。
Canvaの無料講座をYouTubeで公開中!
「第2期 キフフDIYプログラム」に間に合わなかった団体さん、条件に当てはまらなかった団体さんも、ご安心ください!
Canvaの無料講座をYouTubeで公開しています。
https://www.youtube.com/@design4npo/streams
「もっと自分たちの制作物に特化した講義を受けたい!」という場合は、団体ごとなどでのキフフDIYプログラムのご提供も可能ですのでお問い合わせください。
小規模、中規模の団体でもデザインの力で 大規模団体に負けないくらいの寄付や想いを集められたらとの想いでこうしたプログラムや無料講座を展開していますが、「この広報物はプロの力を借りたい…」という時は、お気軽にお問い合わせくださいね。
<お問い合わせ>
株式会社ガハハ キフフ担当:林田
https://kifufu.net/contact/