お知らせ
着実にブラッシュアップ中! 全体共有会・印刷注文と入稿方法レクチャー「第2期 キフフDIYプログラム」第4回レポート
株式会社ガハハでは「志あるお金を、すみずみに」をスローガンに、NPO団体がデザインツールCanvaを使いこなすための「キフフDIYプログラム」を実施しています。
第2期 キフフDIYプログラムについて詳しくはこちら↓
https://gahaha.my.canva.site/diyp2(このプログラムページもCanvaでつくりました)
2024年3月から始まった第2期では、2つのNPO団体がCanva操作についてのレクチャーを受け、個別に相談しながら、寄付チラシや団体リーフレットのデザインを制作中です。
今回は、全体の進捗共有と、印刷注文&入稿方法のレクチャーを行いました。
まずは全体の進捗として、それぞれの団体で変化が大きかった制作物を2つずつピックアップしてご紹介します。
目次
ユースコミュニティさん進捗共有
「小学生の居場所づくり」寄付チラシ裏面:説得材料と流れを改善中!
前回の個別相談会で「対面・口頭で寄付をお願いするときに話す内容に絞り、その時に話す順番でレイアウトするとよいですよ」とお伝えしたところ、「小学生の居場所づくり」チラシ裏面で変化がありました。
・「現状の課題」を説明する部分と取り組みを説明するパートが明確になった
・社会人ボランティアのやりがいの声ではなく、大学生ボランティアが交通費に言及したことで、寄付の意味がわかりやすくなった
・ボランティアさんがイラストだったのが、実際の写真になった
など、少しずつ説得の流れが自然になってきていると思います!
「設立10周年記念寄付チラシ」表面:説得力UPを検討中!
また、10周年記念寄付チラシへの前回のフィードバックでは
・10周年でやってきた実績を載せると、これからの信頼につながるかも
・本文のフォントや背景色を変えると、文字を読みやすくなりそう
などをお伝えしていたことのですが、こちらもそれを受けて改善されていました。
他の参加者からは「せっかくの10周年だから、数字だけでなく“おかげさまで”というようなこともぱっと見で伝わるといいのでは?」といった意見も出てきました。
確かに!ファンドレイジング業界では「寄付を募るのであれば、それと同じくらい感謝を=(ask & thanks)とよく言われていますもんね。
WAFCAさん進捗共有
会員募集チラシ表面:メインビジュアルの使い方をブラッシュアップ中
前回は会員募集チラシの担当者の方から「メインビジュアルに使いたい写真の上下などにキャッチコピーの文字を載せると、写っている人の顔が隠れてしまいそう」というご相談をいただいていました。
その時の写真加工などについてお伝えしたフィードバックを受け、今回はメインビジュアル部分のレイアウトを工夫してメリハリをつけておられました。
また、団体ロゴに使われている色をキャッチコピーの部分の背景にすることで統一感が生まれています。本文テキストも少し減量されていて、読みやすくなっていますね。
「団体紹介リーフレット」:他の配布資料とのバランスを考えて情報を取捨選択中
前回は団体紹介リーフレット担当の方が、リーフレットに掲載する情報の取捨選択に悩んでおられました。そこで
・「どんな人に」「どんなシーンで」「どうなってほしくて」作るのかを固めると◎
・見出し用のフォントと本文用フォントは使い分けをするとよいかも
などのフィードバックをお伝えしていました。
前回の相談会からあまり時間がなかったにもかかわらず、現場の人の話を参考に “よく訊かれる質問”を入れ込だり、他の資料と重複する情報をカットしたり、フォントを読みやすくしたりなど、大幅にブラッシュアップされていましたよ!
このリーフレットについて、他の参加者の方から「三つ折りリーフレットの6面をどう使うか、どうやって決めたんですか?」という質問がありました。
こちらは動画でも解説していますので、興味のある方はご覧くださいね。
三つ折りパンフづくり講座#1 基礎編:チラシとの違いは?一番最初に決めることは?
三つ折りパンフづくり講座#2 基礎編:つくる前にアタマの整理からはじめよう
三つ折りパンフづくり講座#3 実践編:読みやすさを生み出すレイアウトのコツ
Canvaで制作したデータの印刷入稿レクチャー
各団体ともまだまだブラッシュアップ中ではありますが、5月に配布したい制作物もあるということで、Canvaで作ったデータを印刷会社に入稿する方法についてレクチャーしました。
基本の注意事項として
1.トンボを設定する
2.塗り足しを設定する
3.CMYK化する
4.PDFのフラット化
の4つのトピックスについて、ご説明。
※類似のレクチャーは下記のYouTubeでも無料で公開していますので、興味のある方はご覧ください。
【Q&A】Canvaでどうつくる?印刷入稿データのポイント
また、郵便振替票つきチラシのミシン目加工の依頼のしかたや、三つ折りパンフの加工指示についてもご案内していきました。
※三つ折りパンフの印刷入稿方法についても、動画をご用意しています。
部数が多ければ多いほど、入稿作業はドキドキしますよね。
プログラム期間中であれば、入稿データの確認も承りますのでお気軽にご相談ください!
Q&Aタイム
この日いただいた質問から、いくつかピックアップしてご紹介しますね。
Q:郵便振込書付チラシにオススメのサイズは?
B5サイズの郵便振込書付チラシなら、A4サイズと比べてミシン目を1本減らせるのでコスト削減ができると思うのですが、このプログラムで使う寄付チラシのテンプレートはA4です。なぜでしょうか?
A:郵送の事情などでサイズをB5にしなければならない…というときは別として、寄付を募るチラシとしては原則A4をお勧めしています。理由としては以下の2つです。
①B5よりA4サイズのほうが掲載できる情報が多い。B5だとどうしても載せられる情報が限られてしまうか、窮屈な印象になってしまう。
②郵便振込書付チラシを使う層はシニア層が多いので、視力を考えるとフォントサイズが大きめのほうがよさそう。
Q:編集画面外に移動させたオブジェクトの選択方法は?
Canvaで編集画面外に移動させたオブジェクトが、PDFで吐き出したトンボの外に少しだけ見えてしまっています。削除したいのに、編集画面外にあるので選択ができません。
A:すごいところに気づきましたね! 編集画面外に出してしまったオブジェクトを選択する方法としては、「配置」から「レイヤー」を選んで、該当のオブジェクトを削除することができますよ。
アンケートより:「本当に楽しくて世界が広がりました」
参加者の方からは「自分で調べてもわからないことを教えてもらえる」「他のチームメンバーからの質問のおかげで、新しい知識を得ることができた」「毎回参加するたびに新しいアイデアをいただけるので、嬉しいです!」「3年ほど前にCanvaを触って時は使い方がわからず放置していましたが、このプログラムでは本当に楽しくて世界が広がりました。」などのうれしい感想をいただきました。
それでは、次回は制作物の出来上がりを確認する回となります。がんばってくださいね!
Canvaの無料講座をYouTubeで公開中!
「第2期 キフフDIYプログラム」に間に合わなかった団体さん、条件に当てはまらなかった団体さんも、ご安心ください!
Canvaの無料講座をYouTubeで公開しています。
https://www.youtube.com/@design4npo/streams
「もっと自分たちの制作物に特化した講義を受けたい!」という場合は、団体ごとなどでのキフフDIYプログラムのご提供も可能ですのでお問い合わせください。
小規模、中規模の団体でもデザインの力で 大規模団体に負けないくらいの寄付や想いを集められたらとの想いでこうしたプログラムや無料講座を展開していますが、「この広報物はプロの力を借りたい…」という時は、お気軽にお問い合わせくださいね。
<お問い合わせ>
株式会社ガハハ キフフ担当:林田
https://kifufu.net/contact/