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お知らせ

2026.8.07

大切に育ててきたロゴを、次のフェーズへ。アルペなんみんセンター様 ロゴリファイン事例


NPO・非営利団体の現場でよく耳にするのが、「ロゴはあるけれど、使うたびに色や形がバラバラで困っている」というお悩みです。

今回は、認定NPO法人アルペなんみんセンター様にご協力いただき、実際のロゴリファイン(※)の流れをご紹介します。
「うちのロゴもちょっと気になってるところがあって…」という広報担当者の方、代表の方にこそ読んでいただきたい事例です。

 

※「リファイン(refine)」とは、ゼロから作り直すのではなく、既にあるものの良さを活かしながら、より洗練された形に整えることを指します。今回ご紹介するのも、団体の想いが込められた既存のロゴを土台に、誰が見ても使いやすく、伝わりやすい形へと整えたリファイン事例です。

 

こんなお悩みからのスタートでした

きっかけは、公式ホームページのリニューアルでした。サイトを新しくするにあたり、これまで使ってきたロゴを見直したところ、いくつかの課題が見えてきた、とのこと。

アルペなんみんセンター様のロゴは、団体の広報活動の中で既存の素材を活用しながら、スピード優先で作られたものでした。難民支援という大切な活動を支えるロゴとして長く使われてきましたが、次のような課題を抱えていらっしゃいました。

  • ・ロゴの色・フォント・ファイル形式がバラバラで、媒体によって印象が変わってしまう
  • ・英語版のロゴが用意されていない
  • ・WEB、名刺、封筒のほか、今後はリーフレットやニュースレター、報告書、レターヘッドなど活用の幅を広げたい

「今のままでは、対外的な発信が増えるほど、ロゴの不統一感がかえって団体の印象を損ねてしまうかもしれない」——そんな課題感から、今回のロゴリニューアルにあわせたロゴ整備のご依頼をいただきました。

 

ヒアリングをもとに、3つの方向性をご提案

まずは現状の不満点や利用用途をヒアリングし、その内容をもとに配色・書体の異なる3つのデザイン案をご提案しました。

  • ・配色は、団体を象徴する葉っぱのモチーフにアクセントカラーを効かせつつ、鳥や文字部分はホームページの色味と統一
  • ・欧文表記や法人格表記の扱いについても、団体の使い方に合わせて整理
  • ・書体ごとに「やわらかさ」「ユニバーサルデザイン」「信頼感」など異なる印象の違いが伝わるよう、選定の意図も一つひとつご説明

提案資料

単に見た目のパターンをお見せするのではなく、「なぜこの書体・色を選んだのか」という理由までセットでお伝えすることで、依頼元の団体さんが自信を持って意思決定できるようにしています。

 

クオリティへのこだわり:1ミリの妥協も許さない社内デザイナーへの調整依頼

私たちが何よりも大切にしているのは、「見た目の綺麗さ」の先にある「絶対的な信頼感」です。

ロゴは、一度整えたら何年も使い続ける大切な資産です。
単に文字を配置したり、なんとなく感覚で色を選ぶだけでは、この信頼感は生まれません。

今回も、WEB用ロゴ・WEB以外のロゴの展開を頭に入れながら、文字と文字の間の空間(字間)を極限まで調整し、最適なバランスを整えて美しく見せるため、社内デザイナーと何度も緻密な調整を重ねました。

手書きの依頼書

 

プロのこだわり:逆さにして見えてくる違和感の微調整

細かいテクニックではありますが、その調整の一つに、文字を180度回転させて確認するという手法があります。
文字を逆さにすると「文字としての意味」が頭から消え、純粋な「余白のバランス」だけを目で判断できるようになります。この状態で空間を均等に整え、正位置に戻したときにどのサイズで読んでも美しい、最適なバランスを追求しました。

フォントの選定基準(商用利用の可否や、団体の他媒体とのバッティング防止)や配色の判断、マークと文字の位置関係のバリエーション設計なども含め、「なんとなく良い感じ」で終わらせない——この一つひとつの積み重ねが、長く安心して使えるロゴにつながっています。

 

完成したのは、迷わず使えるロゴガイドライン

最終的に納品したのは、ロゴそのものだけでなく「ロゴガイドライン」です。

  • ・ロゴタイプの書体や意図の解説
  • ・マークとロゴタイプの組み合わせパターン(横位置・縦位置・タグラインあり/なしなど)
  • ・カラー規定(CMYK・RGB・HEXの数値まで明記)
  • ・ロゴ周りに必ず確保すべき余白(アイソレーションエリア)のルール
  • ・「変形させる」「指定色以外を使う」「白背景以外にそのままのせる」など、やってはいけない使い方の一覧

ガイドラインの一部

ガイドラインがあることで、担当者が変わっても、外部の制作会社に依頼するときも、誰が使っても同じ印象のロゴを保てるようになります。

 

 

ロゴを整えることは、団体への信頼を整えること

ロゴがバラバラなまま発信を続けていると、次のようなデメリットが少しずつ積み重なっていきます。

  • ・媒体ごとに色や形が違うと、「同じ団体の発信」だと気づいてもらいにくい
  • ・画像が粗い・ファイル形式が合わないなど、実務上の手間が増える
  • ・見る人に「細部まで気を配れていない団体なのかな」という印象を与えかねない

逆に、意図を持って整えられたロゴとガイドラインがあれば、どんな媒体でも一貫した印象を届けられ、支援者や連携先からの信頼にもつながります。ロゴのリファインは、単なるデザインの見直しではなく、団体の「これからの発信」への投資でもあるのです。

 

こんな団体さんにおすすめです

  • ・ロゴの元データが粗い、または見つからない
  • ・ロゴの色やフォントが媒体によってバラバラになっている
  • ・英語版のロゴがなく、海外向け発信に困っている
  • ・スタッフが変わっても迷わずロゴを使えるようにしたい

キフフでは、今回ご紹介したようなヒアリングから提案、社内デザイナーとの綿密なすり合わせ、そして使いやすいガイドラインの制作まで、一貫してサポートしています。「うちのロゴも一度見直したいかも」と思われた方は、ぜひお気軽にご相談ください。